現役美容ナースが教える!シミ取りレーザー治療の失敗談!白抜けする?取れない?

美容外科機勤務歴16年。現役美容カウンセラーのハピマリです!

どのクリニックでも、患者さんのお悩みで一番多いのが、「シミ取り」!!

ハピマリの長年に美容クリニックの勤務中で、何千件と数々のいろんな患者さんのシミ取りを見てきました。

ハピマリ自身も数種類のシミ取りレーザーで何回かシミを取った経験があります♪

シミ取りレーザーは価格的にも手が出しやすく、効果もしっかりでるので一年中人気の治療になっています!

綺麗に取れて喜ばれている方がほとんどですが、稀に、思うような結果ではなく「失敗では?」と心配されて検診に来られる方もいます。

では、どんな経過や結果になった時に、患者さんは失敗と感じるのでしょうか?

私自身のシミ体験談や今までの経験をもとにご紹介していきたいと思います!

今回はシミのレーザー治療のご紹介なので、光治療(フォトフェイシャルやIPL、I2PL)は除き、Qスイッチレーザーやピコレーザーの使用の場合での紹介になります。

是非、シミ取りで失敗しない為に読んでみてくださいね♪

シミ取りレーザーの失敗ってどんなこと?

そもそも、シミ取りレーザーの失敗とはどのような事があげられるのでしょうか。

本当にそれは、失敗なのでしょうか?

よくある失敗と思われがちな経過や症状を解説していきいたいと思います。

失敗①まったくシミが反応していない

シミにレーザーを当てたのに、赤くもないし、ヒリヒリもしないし、フロスティングも起こっていないし反応してるようには思えない!

こんな場合は、もしかするとレーザーの当て漏れがあったのかもしれません。

かなり数多くのシミを一気に取る場合はあり得る失敗です。

明らかに、照射直後から何の反応もない場合は、一度レーザー治療を受けたクリニックに問い合わせをし検診してもらいましょう。

失敗②1回でシミが取れきれていない

シミ取りレーザー後のよくある失敗と思われる経過は、

レーザーをあてたのに、シミが取れていない

です。

シミ取りレーザーは、クリニックによっても使われている機械が違います。

ほとんどのクリニックでは、シミ取りには、「Qスイッチレーザー」を使用されているクリニックが多く、最近では「ピコレーザー」でのシミ取りも主流になってきました。

どちらのレーザーであっても1回で取れるシミもあれば、数回かかるものもあります。

絶対に1回で取れます!といいきれるクリニックはないです。

あれば怪しいと思っていただいても大丈夫です。

シミにはそれぞれ深さはあり、ある程度はシミの見た目や状態でレーザーの出力を調節し、極力少ない回数で綺麗に取ることを心掛けて治療しますが、正直当ててみないと反応は分からないのです。

どんなに経験値が高いDr.でも、「このシミは1回で、このシミは3回で取れます。」と言い切ることは不可能です。

Qスイッチレーザーは照射後、白くフロスティングし、その後かさぶたになり、かさぶたが剥がれた後、二次性の色素沈着が起き、それが落ち着くとシミが薄くなっています。

経験上、通常のシミであれば、Qスイッチレーザー1回で7割くらいの方は満足されるくらい薄くなるのですが、しつこい(メラニンの根が深い)シミはかさぶたが取れたともまだ残っている場合があります。

これは、失敗ではなく、通常の経過です。

先ほどもお伝えしたように、メラニンの根が深いタイプのシミだったと言うことです。

レーザーを当てる前よりは少しは薄くなっているとは思うのですがこの場合は2回目の照射は必要になってくるので、取れきれていないと思われる場合は3ヶ月程度間を開けて、また治療を受けましょう。

失敗③かさぶたができない

「シミ取り=かさぶたにな」

と思われている方もいらっしゃると思います。

Qスイッチレーザーの場合は、ほとんどの場合はかさぶたになりますが、ピコレーザーの場合はかさぶたにならないまま薄くなる経過をたどる場合があります。

これは、失敗ではなくシミそれぞれによる反応の経過なのでかさぶたにならなかったとしても、表皮深層のメラニン色素には何等かの反応はあります。

細かく粉砕されたメラニン色素は、かさぶたにならずに体外に排出される場合もあります。

シミそれぞれ深さもメラニンの量もことなるので反応もそれぞれです。

かさぶたになっていないから失敗!と思わないようにしてくださいね。

失敗④色素沈着になった

シミ取りレーザーの後は、レーザーろ当てた直後から、魔法のように綺麗サッパリなくなる。ということにはなりません。

シミにレーザーをあてる訳ですから、シミのメラニン色素には高い熱が加わり炎症を起こした状態になります。

ですので、レーザーをあてた部分は白くフロスティングし(黒く焦げ付くような反応になる場合もあります)その後かさぶたになり、二次性の色素沈着が起こります。

普段ケガをしてかさぶたが剥がれたあと、一時的に色素沈着が起きますよね?

それと同じようなことです。

シミ取りレーザーを受ける前の説明や同意書にもこのことは記されていると思いますので、これは失敗ではなく経過です。

必ず日にち薬で落ち着いてきますので様子を見ましょう。

二次性の色素沈着を抑えるために、美白の外用(ハイドロキノンクリーム)を処方されるクリニックや購入をおすすめされる場合はあります。

シミを綺麗に治療する為にも、アフターケアでのハイドロキノンは是非一緒に使用されることをおすすめいたします♪

失敗⑤色むらができた

気になっていたシミが薄くなり綺麗になると、逆にその周りの部分との色の差が出てしまう場合があります。

1個、2個だけ目立つシミがある方の場合は、あまりこのような現象は置きにくいのですが、シミやくすみが多い人ほどそのように感じてしまいます。

これは、失敗ではなく、一部のシミが無くなり一部だけ綺麗になったからこそいままで気にならなかった薄目のシミやくすみが目立ったしまっている現象です!

このような場合は、目立ったシミをピンポイントで取った後、顔全体にあてるQスイッチヤグレーザーを使用した、レーザートーニングや、ピコレーザーを使用しやピコトーニングを数回受けられると全体の色むら部分も綺麗になり色むらも目立たなくなり、肌全体がトーンアップし美肌になります♪

シミ取りレーザー後、色むらが気になった方は是非、レーザートーニングやピコトーニングでさらに綺麗なシミや色むらのない肌を目指せますよ♪

失敗⑥白抜け(白斑化)になった

シミ取りレーザー後、茶色いシミは取れたけど、逆に白く色が抜けてしまった!

という場合。

これは失敗と言っても良いかもしれません。

白抜けも、①ただシミのメラニンが取れて周囲の皮膚より白くなっているのか、②細胞自体がダメージを受けて本来の肌のメラニンまで抜けてしまっているのかしっかり診断してもらう必要はあります。

①の場合は、通常の経過なので時間と共にだんだん周りの皮膚と馴染んでくるので問題はないのですが②の場合は現在も有効な治療はないと言われています!

②の原因は、

・レーザーの出力が必要以上に高すぎた

・治療間隔を十分に空けないまま再治療してしまった

・炎症後色素沈着に照射してしまった

といった場合にいに起こるリスクが高くなると言われています!

このようにならない為にも予防は必要ですが、もしレーザーを当てた部分が白抜けしてしまっている場合は、治療したクリニックで検診してもらうことをおすすめします。

失敗⑦ケロイドになった

肌に何かしらのダメージが加わった時に、皮膚が傷を治そうとする過程でコラーゲンが作られて傷を治すのですが、ケロイド体質の方は、この機能が正常に作用しない場合があり、コラーゲンが作られ続けて肌が膨らんできます。

シミ取りレーザーも肌にダメージが加わることになるので、ケロイドになる可能性もあります。

こちらの経過は、本人の体質であるので失敗とは言えません。

ただ、顔はケロイドになりにくい部分と言われています。

シミ取りレーザー前の説明や同意書も記されているとおもいますので、もしケロイドになった場合は、同時にケロイド治療も行っているクリニックも多いので、一度治療したクリニックで診てもらうと良いと思います!

失敗⑧シミが悪化した

シミ取りレーザーをしたのに、明らかにレーザーを当てる前より濃くなっている!

という場合、肝斑が悪化した可能性があります。

シミ取りレーザーをする前の診断で一番大切なことは、シミ(老人性色素斑)なのか、肝斑なのかを見極めることが大切!

ほとんどのDrがこの部分を慎重に判断されていることだと思います。

肝斑の場合は、強い刺激を与えると逆に悪化してしまうので、レーザートーニングやピコトーニングのような低出力のレーザーそ複数回当てること+肝斑に効果的な内服(トラネキサム酸)を服用することで治療していく場合がほとんどなのですが、

隠れ肝斑がシミと一緒に潜んでいた!

という場合には、シミ取りレーザーで濃く浮き出てくる場合もあります。

これも、失敗でなく体質と経過なので、今後は肝斑治療も一緒に併用されると良いと思います!

でもまずは、シミ取り治療をしたクリニックに見てもらうことをおすすめいたします♪

失敗⑨レーザー後黒いまま

シミ取りレーザーを当てると、人によったはレーザーによってシミが焦げ付き黒く浮き上がってきたり、黒いまま表面に残る場合があります。

この状態も失敗ではなく、レーザーがシミに反応した経過になりますのでご安心ください♪

徐々に剥がれていき落ち着いていきますのでこすったりせずに様子を見ましょう。

1ヵ月たっても焦げ付いたままのような状態であれば一度治療を受けたクリニックで診てもらうことをおすすめします。

シミ取りレーザーで失敗しない為には?

せっかくシミ取りをして綺麗になる予定だったのに、こんなはずじゃなかった…!

とならない為にも、シミ取り治療を受ける前にしっかり確認していただきたいことを

美容外科勤務16年のハピマリ的チエックポイントをお伝えいたします♪

「シミ取りしたい!」となったらまずこの部分を要チエックです!!

経過をしっかり理解しておく

シミ取りレーザーは、当ててすぐに魔法のように綺麗に無くなる!と思っておられる方は要注意です!

シミ取りレーザーは少なからず肌にダメージを与えます。

なので、必ずダウンタイムがあります。

治療前のカウンセリングでクリニックから事前に説明があるとおもうので、しっかり聞いて、質問があれば治療前に解決してから受けるようにてくださいね。

クリニック選びが大切

美容外科や美容皮膚科、皮膚科などでシミ取りレーザー受けることができます。

シミはほぼ自由診療(自費治療)になります。

どこで受けても、シミ取りの効果は全く一緒!ということにはなりません。

シミに対して熟知し、適切な診断と治療を行ってくれるDrでないと治療効果に差が出てしまいます。

じゃあ、どうやって判断したらよいの?についてのご紹介です。

①クリニックの口コミを確認する

クリニックの口コミは信頼性が高いです。

稀にやらせじゃないのかな?と思ってしまうクリニックもありますので一概に口コミが全てではありませんが、是非参考にしてみるのもありです。

個人的には、カルーという口コミサイトが信用性が高いと評価されていますよ♪

②どんなレーザーを取り扱っているか確認する

レーザーといっても、とにかくたくさんの種類のレーザーがあります!

どんなレーザーでもシミに効果があるわけではないのです。

しっかりとシミに特化したレーザーでシミ取り治療がされているかが最大のポイントだと思っています。

個人的には、Qスイッチレーザーとピコレーザー、フォトフェイシャル(IPL等)の3種類を所持しているクリニックは、シミ治療に力を入れられているクリニックだなーと思います!!

まずは、この機械の取り扱いがあるかHPや電話で確認するのが通のおすすめ!!

③シミ取りの経過症例写真を確認する

HPやインスタ等で症例写真を公開されているクリニックも多いと思います。

今、美容医療の業界の症例写真掲載のルールも厳しく取り締まられているので、加工されていたり、虚偽の掲載といったことは少ないです。

なので、症例写真も治療の参考にされることをおすすめします♪

「治療前→治療直後→翌日~1週間、1ヵ月…」と経過を乗せられているクリニックも多いのでかなり経過のイメージも付きやすく参考になると思いますよ。

シミ取りレーザーまとめ

誰もが気にされるシミ!!

シミの症状や状態は様々で、必要な治療や治療回数もさまざま、経過も効果もさまざまではありますので、しっかりシミ取りレーザー治療を理解し、納得されたうえで、治療も挑みましょう!!

そして、何かおかしいな?と不安に思われたときは、この記事を参考にしていただければ幸いです。

シミ1つ無くなるだけで、お顔の印象はぐんと若々しく、すっきり明るくなります♪

綺麗に、シミ取りをしていきましょうね!