【最新版】脂肪溶解注射の種類や特徴は?おすすめをご紹介(BNLS、FatX…)

今日は現役美容クリニックカウンセラー歴16年のハピマリです♪

数年前から美容クリニックでも人気の「脂肪溶解注射」!!

脂肪溶解注射は、年々色々な種類が増え、どんどん改良されてバージョンアップされ改良されています!!

今回は、最新の現在メインで取り扱われている脂肪溶解注射の気になる種類やその違い(効果や特性)についてまとめてみました!

脂肪溶解注射・輪郭注射とは?

そもそも脂肪溶解注射・輪郭注射と呼ばれている注射ってどんなものなのでしょうか?

脂肪溶解注射とは、痩せたい部分の皮膚内に有効成分を注射することで、脂肪細胞を分解して溶かし血管を通り、汗や尿老廃物として体外にに自然に排出されていきます。

数年前の脂肪溶解注射の主成分と言えば、「フォスファチジルコリン」でしたが、現在は「デオキシコール酸」が主成分の脂肪溶解注射がほとんど。

脂肪吸引などに比べるととっても手軽にできる痩身治療になるので、若い方にも人気の治療の1つになっています♪

脂肪溶解注射の種類と特徴

脂肪溶解注射は成分や濃度の違いによって様々な種類があります!

今日本でよく取り扱われている5種類をご紹介♡

  1. BNLS neo
  2. BNLS アルティメット
  3. FatX core
  4. カベリン
  5. チンセラプラス

BNLS neo

主成分植物由来成分
+デオキシコール酸0.0001%
適応部位顔(頬・顎・小鼻・まぶた等…)
痛み/腫れほとんど無し
特徴腫れにくい・顔に特化している
頻度1~4週間
効果

BNLSは日本で一番有名な脂肪溶解注射ではないでしょうか?

BNLSneoは、2017年に初代BNLSからバージョンアップした製剤になり、BNLSの主成分だった植物由来成分にさらに、米国FDAで脂肪溶解効果が認められた「デオキシコール酸」を配合された製剤です。

植物由来成分を主成分としているので、体への負担が非常に少なくて、腫れやダウンタイムがほとんどないことがBNLSシリーズの最大の特徴!

脂肪溶解作用のほか、代謝の促進作用・保湿力向上・引き締め作用・リンパ循環作用などもありますので、トータル的な美肌効果などにも期待できます。

最短で3日ほどで効果が実感できるのも BNLS の特徴のひとつです♪

BNLS アルティメット

主成分植物由来成分
+デオキシコール酸0.02%
(BNLSneoの200倍)
適応部位顔(頬・顎・小鼻・まぶた等…)
痛み/腫れほとんど無し
特徴腫れにくい・顔に特化している
頻度1~4週間
効果

BNLSアルティメットは、2020年のBNLSシリーズの最新バージョンの脂肪溶解輪郭形成注射♪

BNLS neoと同様に、主成分は植物由来の有効成分とデオキシコール酸ですが、BNLSアルティメットはBNLSneoに比べて、なんと200倍増量されています!!

デオキシコール酸は、濃度が高ければ高いほど脂肪の分解作用が強いのですが腫れや痛みが強く出てしまいます。(泣)

しかし、BNLSは独自の濃度調整で、副作用は少ない少ないまま脂肪溶解の効果を高めました!(BNLSneoの200倍の濃度ですが、配合量は0.02%です。)

さらにBNLSの特徴の、植物由来の脂肪燃焼成分を新たに4種類(L-カルニチン、アーティチョーク、カテキン、コエンザイムQ10)を追加配合しています♪

人気だった BNLS neoがさらに改良された薬剤なのでかなり注目されています!

ダウンタイムは出したくない方や、自然由来の脂肪燃焼成分が良い方にはおすすめです♡

BNLS関連記事はこちら↑

FatX core

主成分デオキシコール酸1%
(BNLSneoの10000倍)
適応部位頬・二重顎・ボディ
痛み/腫れ2~3日あり
特徴脂肪細胞自体も除去・たるみ防止
頻度4週間
効果

FatX coreは、デオキシコール酸が主成分の【第4世代の脂肪溶解注射】と呼ばれている薬剤♡

2020年に従来のFatX成分はそのままで、ダウンタイムが1/2に改良された薬剤です!

デオキシコール酸の濃度が、1%と超高濃度配合!!

デオキシコール酸1%は一番効果があり、そして安全に使用できる最大の濃度と言われています♪

デオキシコール酸の濃度が高いので体に負担はないのと思われると思いますが、現在アメリカの FDAで認可されている脂肪溶解注射「カイベラ」と同じデオキシコール酸と濃度を使用しているので効果や安全性にも期待できると言えます!

FatXは、「脂肪の大きさを小さくするだけでなく脂肪細胞の数そのものを減らしてくれる効果」

さらに、

「除去された脂肪は再生されず、コラーゲンに変わり皮膚のたるみを予防してくれる効果」もあります♪

少しぐらい腫れてもいいのでしっかり効果を出したい方にはFatXがおすすめですよ♡

FatX関連記事はこちら↑

カベリン(カルベライン)

主成分デオキシコール酸0.5%
(BNLSneoの5000倍)
適応部位頬・二重顎・ボディ
痛み/腫れあまりない
特徴ダウンタイムが短い
頻度1~4週間
効果

カベリンもFatXと同じく、デオキシコール酸が主成分の脂肪溶解注射。

デオキシコール酸の濃度は0.5%と比較的高濃度ですが痛みや腫れを大幅に減少させた脂肪溶解注射です!

腫れや痛みを抑えることと結果を出すこととの両立をさせるために開発された製品だそうです。

最短で1週間ごとに治療を受けることができるので短い期間で効果を実感しやすいことも特徴の1つ。

チンセラプラス

主成分デオキシコール酸0.8%
(BNLSneoの8000倍)
適応部位頬・二重顎・ボディ
痛み/腫れ少しある
特徴PHと浸透圧を調整
頻度1~4週間
効果

チンセラプラスはデオキシコール酸0.8%と高濃度に配合された脂肪溶解注射!

チンセラプラスは、痛みが感じにくくなるように、中性であるPH=7となるように作られている他、腫れの原因の一つに考えられる浸透圧についても設計されています。

効果も出したいし、ダウンタイムも少なくしたい方には、チンセラプラスが向いているかもしれません。

【最新版】おすすめ脂肪溶解注射は?

色々な脂肪溶解注射をご紹介してきましたが、

一体どれが一番おすすめなのと思われている方がほとんどだと思います。

実際の私の感覚や、受けられている患者さんや周りの口コミなどから総合評価すると…

◆少しくらい腫れてもいいから結果重視!!と言う方には『FatX core』

◆穏やかな効果で良いからできるだけ腫れたくない!!と言う方には『BNLSアルティメット』

をおすすめしたいとおもいます♪(※あくまでも個人の主観です)

あと、細い顔のパーツに打つならBNLS以外の薬剤は適応外なので鼻や瞼などのパーツを希望する方はBNLSアルティメットがおすすめ!!※FatXなど、デオキシコール酸の濃度が高いものはお顔の細かいパーツには不向きです(腫れるので)

豪華やダウンタイムは人によってかなり個人差はあると思いますが参考にしていただければ幸いです。

個人的には、FatX coreがかなり気になる存在です(笑)

脂肪溶解注射の効果を出すためのポイントは?

せっかく受けた脂肪溶解注射。できるだけ高い効果を出していきたいですよね?

ここで、患者さんにもお伝えしている効果を出すためのポイントをご紹介いたします!

優しくマッサージをする

脂肪溶解注射をした後は、当日から薬剤を浸透させる目的や代謝を上げる目的で直後からマッサージをしていただく方が効果が持続効果がよく出るとされています!

クリニックによってもマッサージのタイミングは様々です。

内出血を防ぐために当日は控えてくださいというクリニックもあるようですが、マッサージも優しくなじますように流す感じなのでそこまで内出血の心配もありません。

直後から優しめのタッチでリンパにそって優しく5分程度マッサージしてなじませます♪

3日間くらいを推奨しています。

定期的に数回うける

人それぞれ脂肪の付き具合や場所によっても効果の感じ方は変わりますがどの薬剤のメーカー推奨も3〜10回程度のところがほとんどです。

人それぞれ満足される仕上がりは異なるので、ゴールはそれぞれですが、やっぱり推奨回数を目安に定期的に続けることで、より明確な効果を実感される方が多いです!

どうせ受けるなら、せめて2〜3回はする覚悟で始めたほうが絶対満足度は高いですよ!!

適度な運動をする

脂肪溶解注射後のアフターケアとしては、適度な有酸素運動をすることで脂肪燃焼効果が期待できます♪

有酸素運動はスムーズに呼吸ができる程度の軽い運動!

軽い運動することで、脂肪が燃焼しやすくなり脂肪溶解注射の効果をさらに高めてくれるのです。

少し汗をかくぐらいのウォーキングなどがお勧めですよ!

水分をしっかり取る

手術の当日は水分をしっかり取ることが大切。

脂肪溶解注射を行った後は、新陳代謝が良くなりますのでその代謝によって老廃物を体の外側に出すので水分はしっかり取っていただいた方がいいです!

いつもより少し多めの水分補給をまめにしていただくことでより良い状態で代謝を促進できます。