美容外科勤務歴16年。現役美容カウンセラーのハピマリです♪
多くのクリニックで強力な肌の漂白剤として取り扱っている“ハイドロキノン”
ハイドロキノンはクリーム状の美白剤で、副作用や紫外線などの注意事項があるので使い方が分からない方や、
使える部位や塗り方が分からないというご質問をクリニックでも良く聞くので、今回は“ハイドロキノン”についてホンネで解説したいと思います♪
また、クリニックでも人気のハイドロキノン化粧品や市販でのハイドロキノンクリームも併せてご紹介いたします♪
ハイドロキノンクリームとは?
ハイドロキノンは、日本では、市販の化粧品の配合量で厚生労働省で認可させている濃度は2%まで認められています。
それ以上の濃度のハイドロキノンは基本的に、医療機関での販売になり、医療機関取り扱い限定のドクターズ化粧品や、院内処方の治療薬として処方されています。
現在、5%以上の濃度のハイドロキノンは動物実験で発がん性が確認されていて今ではヨーロッパでは使用を禁止されている国もあります!
なので、日本の医療機関でも、副作用と効果のベストなバランスを考えて4%のハイドロキノンを取り扱っているところがほとんどです。
ハイドロキノンの使い方
ハイドロキノンは医療機関で外用として出されてい高濃度のものの場合、毎日2回を推奨している場合、朝使用の時は必ず日焼け止めを使用し、紫外線から肌を守りながら使用する場合と、
夜のみの使用を推奨している場合があります。
どちらにしても、ハイドロキノンは紫外線には気を付けて使う必要があるので朝に使用の場合は注意が必要です!
医療機関で外用として処方されるハイドロキノンや高濃度のハイドロキノン化粧品は、部分使いで、綿棒などでシミや色素沈着のとことのみに使用していきます。
なぜなら、効果が強すぎるので顔全体には向かないからです。
しかし、肌に優しい成分も一緒に含まれた顔全体に使用できるハイドロキノン化粧品ものもあります♪
ハイドロキノンは全顔に塗っても大丈夫?
院内で外用薬として処方されるハイドロキノンは濃度が高く、ハイドロキノンの主成分のみで作られている為、原則シミや色素沈着の部分のみにポイント使いで使用します。
ハイドロキノンは顔に使用できますが、顔全体に塗るの刺激が強すぎるのでNGです!
でも、お顔全体のくすみや美白をしたいという方には、ハイドロキノン化粧品の使用がおすすめで、市販やクリニックでも販売されているので、全体に使用したい場合は化粧品を使用することがおすすめです。
現在の日本では、市販でのハイドロキノンの濃度は2%まで。医療機関であれば2%以上の濃度が可能となっていますが、安全と効果のバランスを考えて4%までの取り扱いの化粧品や外用が主流になってきています。
ハイドロキノンはなぜ紫外線に気をつけないといけないの?
ハイドロキノンは、とても強力な成分です。
ハイドロキノン使用時は、「日焼け止めを塗らずに、真夏の海に行くようなもの」なので、とても肌が紫外線の影響を受けやすい状態になっています。
ハイドロイノンを使用して紫外線を浴びると、かえってシミが濃くなる場合や、色素沈着が起こる場合があります!
なので、ハイドロイノンの使用を夜のみに1回の使用を推奨しているクリニックや製品もあれば、1日2回の使用を推奨しているけれども、朝のハイドロキノン使用時は必ず日焼け止めを使用し、紫外線から肌を守るように禁忌事項として書いてあります。
せっかくの漂白作用が逆に濃くなってしまうような事になれば悲しすぎます!
ハイドロキノン配合の製品の使用時は、以上の日焼け止めを使用するか、UVケアができないない場合は夜のみの使用にしましょう!
ハイドロキノンは乳首の黒ずみに効果はある?
ハイドロキノンは、シミや色素沈着の原因であるメラニンの色素の合成や生成を阻害し抑制する働きがあります。
またできてしまったメラニン色素を漂白する還元作用もあります!
なので、乳首のメラニン色素を薄くすることにも効果が期待できます。
ただハイドロキノンは刺激が強い成分なので、使用には注意が必要です!
あまり高濃度を初めから使用してしまうと、逆に炎症を起こして色素が濃くなってしまうリスクもあるので、医師の指示のもとクリニックで処方されるハイドロキノンを短期間使用するか、ハイドロキノン化粧品を長期使用するかでケアされることをおすすめいたします♪
ハイドロキノンで痒みが出た!副作用?
ハイドロキノンは人によってはかぶれたり、痒みが出たりすることがあります。
赤みや痒み、刺激がでた場合は、すぐに使用を中止し医師に相談すしてください。
ハイドロキノン化粧品で赤みや痒みがでた場合は、使用頻度を下げるか、化粧水などでしっかし肌を整えてから使用しましょう!
ハイドロイキノンは、安定性が悪く、酸化しやすいので純度の悪い原材料を用いた製品や劣化(茶色)したものを使用しないようにしてくださいね。
アレルギー反応がでることがある
クリニックで処方される外用薬のハイドロキノンはまれにアレルギーを起こす場合はあります(ただれ、赤み、痒み、炎症等)
その場合は、クリニックではルミキシルやリストアのハイドロキノンクリームを推奨しているクリニックも多いです。
パッチテストの方法
2%以上のハイドロキノンを使用する場合は、パッチテストをしてから使用されることをおすすめいたします!
絆創膏のガーゼ部分に製剤を塗り、腕の内側に貼り、24時間以内に赤みや痒み、映画器が出ないか確認しておけばトラブルの心配が少ないです♪
効果がでるまでどれくらいかかる?
ハイドロキノンは酸化しやすい成分なので、開封後1ヵ月以内の使用が推奨されています。
また、2~3ヶ月の継続した使用で効果が期待できるので使用方法を守りながら使いましょう。
4%以上のハイドロキノンは3ヶ月以上の使用で1~2ヶ月の休薬期間(薬をお休みする期間)が必要です。
4%程度の濃度の化粧品であれば、大丈夫ですが、医師の判断やそれぞれの化粧品の使用方法をしっかり守りながら使うことが、安全に効果を出す近道です♪
効果が出ない場合
効果が一番期待できるのはやはり、医療機関で購入するハイドロキノンやハイドロキノン化粧品です。
しかし、それでもあまり効果は乏しいときは、使用をやめてレーザー治療などの別の治療法を検討することも大切です♪
また、ハイドロキノンは真皮層の母斑には効果がありません。
ハイドロキノンが有効な色素かの見極めも必要になってきます。
院内処方のハイドロキノン
クリニックのシミ治療としてハイドロキノンを処方する場合、クリニックにもよりますが3~10%で処方されている場合が多いようです。
5%までであれば白斑(白抜け)のリスクもないので大抵のクリニックでは5%くらいまでで処方されている傾向にあります。
美容クリニックで代用的なハイドロキノン化粧品(口コミあり)
現役美容クリニック勤務のハピマリがおすすめする、患者さんからの口コミや、効果良かった厳選した医療機関取り扱い限定のハイドロキノン化粧品をピックアップしました!
ルミキシル
ルミキシルは、軽度から中等度の色素過剰のの外観を改善するために、スタンフォード大学の皮膚科研究者により開発された「ルミキシルペプチド」を配合した新しいハイドロキノン美白クリームになります。
ハイドロキノンの約6倍のメラニン生成抑制作用と言われています♪
ルミキシルは完全に非毒・非刺激性で、塗布後も皮膚のバリア機能を損なわず低刺激なので、顔全体に使用することが可能です!
ルミキシルは強力な透明・美肌力と、肌への優しさを兼ね備えた、これまでにない次世代型コスメです。
プラスリストア(ナノHQクリームEX)
ハイドロキノン4%と、ビタミンCの172倍の抗酸化力を持つフラーレンが配合された医療機関取り扱い限定の肌に優しいハイドロキノン。
出来てしまったシミや、レーザー照射後の色素沈着防止薬としてもい多くの医療機関で取り扱われているハイドロキノンです♪
レーザー機器取り扱いで有名なジェイメックから販売されているハイドロキノンなので、レーザー治療とも相性抜群で、oフレッシュな状態で使用できるように容量も5gで2,000円といったコスパも魅力です!
エムディア(HQツインエッセンス)
HQツインエッセンスは、塗布後に徐々に新鮮なHQへ転換するバイオコンバージョンホワイトシステム採用のハイドロキノン転美容液です♪
アルブチンと酵素の2種類の液を混ぜて使うたびに酸化しにくいハイドロキノン4%が生まれます!
AHAやビタミンA誘導体、天然保湿成分も配合されているのでハイドロキノン単体よりも効果的でかつ副作用が少ないので顔全体に使用できます♪
ハイドロキノンで刺激を感じた方や顔全体のくすみをケアしたい方におすすめです。
市販で代表的なハイドロキノン化粧品
初心者の方にも安心して使用していただきやすい国内のハイドロキノン化粧品♪
値段と使いやすさは市販のハイドロキノン化粧品の大きなメリットだと思います!
美容クリニック勤務歴16年のハピマリから見たおすすめの市販のハイドロキノン化粧品をピックアップしました!
ビーグレン(b.glen)
国内の市販のハイドロキノン配合化粧品で近頃人気で良く目にするビーグレイン!!
ビーグレインのホワイトケアシリーズのハイドロキノン配合量は1.9%
ビーグレイン独自の「QuSome(キューソーム)」の技術で、強力なハイドロキノンをQuSomeカプセルに包み込みセブンの安定を保ちながら成分を必要としている場所にしっかり届くので他のハイドロキノン配合化粧品に比べて効果や安全性が高く毎日顔全体に使用できます!
ビーグレインのホワイトケアには、ハイドロキノン以外の有効成分、ビタミンC誘導体やアルブチンが含まれます♪
市販では扱いやすい安全性の高いハイドロキノン化粧品です。
お試しトライアルセットがあるのも手軽に試せる魅力の一つです♪
↓↓
ランテルノ(ホワイトHQクリーム)
こちらも市販で購入できるハイドロキノン化粧品で有名なランテルノ!!
成分・濃度・安定性にこだわり抜き、専門機関レベルで仕上げた「純ハイドロキノン5%配合」のクリームです♪
純ハイドロキノン5%の濃度に、ビタミンC誘導体やびったみんAのほか、保湿成分や幹細胞エキスなど他の美容成分も配合。
余分な添加物もフリーでポイント使い用のハイドロキノンクリーム。
夜の普段のスキンケアの最後に、シミ部分にだけスポットで塗布します。
10gで1本2,900円と手頃な価格で使用できすのも魅力です!1本で約2ヶ月持つそうでコスパも良さそうです♪
↓↓ランテルノの公式サイトはこちら↓↓
海外輸入の代表的なハイドロキノン化粧品
個人輸入の海外のハイドロキノンクリームはとにかくコスパが良いのが特徴です!
でも本当に安全性は不確か…なので上級者向けのマニアックな方に使用していただく方がよいと思われます。
ユークロマ
日本で個人輸入代行ショップで入手可能な、インド・YashPharma社のハイドロキノン4%配合の美白クリームです。
海外輸入の製品の為、エビデンス等は不明ですが、美容上級者の方は独自の使用法でスキンケアに取り入れておられます。
国内の市販のハイドロキノン化粧品やクリニック取り扱いのハイドロキノン化粧品のように安全性等は不明な為、使用前にパッチテストを行い安全に使用されることをおすすめいたします!
またこちらのハイドロキノンクリームは刺激が強いです。必ず部分使いで、夜のみか朝使用されれる合は必ず紫外線対策をして使用しましょう。
海外輸入の為、価格は1本1700円位ですが、こちらの商品の安全性は不明なので自己責任で購入・使用してくださいね!
安全に効果が得られれば、コスパはとても良いと思います♪
ナディノラ
こちらも日本では購入できない個人輸入の通販で購入することができるアメリカのハイドロキノンクリームです。
ハイドロキノン3%ということで、日本国内では、2%以上の濃度は医療機関でしか取り扱いができないので医療機関を通さずに高濃度のハイドロキノンクリームが購入できるのが個人輸入の海外製品の特徴ですね。
ナディノラの特徴はなんといっても大容量で1,500円程度の様です。
ただ、ユークロマやメラケア同様にエビデンスや安全性が保障されている製品ではないのであくまでも個人の自己責任のもと安全を考えて使用していただくことをおすすめいたします!
使用感はニベアのような感じだそう…
メラケアforteクリーム
メラケアクリームは、ハイドロキノン4%+トレチノイン0.025%配合している美白クリームで、ピーリング作用のあるトレチノインと、漂白作用のあるハイドロキノンをダブルでは配合したアクティブな美白クリームです!
さすが海外製といった感じですね。
こちらの製品も強な為、シミ部分の部分使いになり、綿棒などでシミ部分のみに使用します。
乳首やでデリケートゾーンの黒ずみに使用しても良いそうです。
こちらも海外製の刺激が強い個人輸入の製品なので、自己責任の上、安全に気を付けての使用をおすすめいたします!
20gで3,000円程度のようでやはり海外個人輸入はコスパが良いですね。
トレチノインも配合なので、かなり上級者向けでハイドロキノンを知り尽くしている方向けのクリームだと思います!
ハイドロキノンクリームまとめ
一言でハイドロキノンと言っても、院内で処方される外用のハイドロキノンとハイドロキノン化粧品があり、それぞれにも濃度の違いもあります!
ピンポイントになりますが早く効果を出したい場合は、クリニックで処方してもらうハイドロキノンが効果的ですが、最近では、安全な範囲での高濃度のハイドロキノン化粧品も販売されています。
個人的には、ハイドロキノン化粧品の方が、お顔全体のくすみもケアでき長期安心して使用できますので、扱いやすいハイドロキノンだと思います♪
1点気を付けていただきたい事は、最近では海外の高濃度のハイドロキノンを個人輸入で購入しトラブルも多く見受けられるので注意して使用していただきたいと思います!
せっかくシミを薄くし美肌になるための手段なのに、逆に炎症や色素沈着を起こしてしまっては美肌から遠ざかってしまいますよね。
なので、数あるハイドロキノンの中から自分に合ったものを選択してくださいね!